劇場版鬼滅の刃は原作既読層向けのコンテンツですね

劇場版鬼滅の刃は原作既読層向けのコンテンツですね

なぜ世間で流行っているのか正直よくわかってないですが、「鬼滅の刃」というジャンプで連載していた漫画がアニメ化を機に普段アニメを見ない層なども含めて大ヒットしたらしく、最近公開された「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」にいたっては空前絶後の興行収入を得ているとかなんとか。

 

良いよねって所

私は原作(漫画)から入って割とハマり、そのままアニメも見て映画も見て…といったところですが、どのコンテンツも素直に面白いと思いました。むしろ、原作では戦闘描写が少し分かりづらい印象がありましたが、アニメ版では違和感がなく、かつ迫力のある動きで表現されており、非常によろしかったです。さすがはufotableと言うべきでしょうか。

もちろん映画版でもTVアニメ版と遜色ない映像美で表現されており、文句の付けようは無いです。これだけ書くと劇場版なのにTVアニメと同じクオリティ???と思われるかもしれませんが、TVアニメのときから映像の質は非常に高く、よう毎週このクオリティで描けるもんだな…と思うほどなので全く問題ではありません。

ストーリーの方もTV、映画ともに原作に忠実すぎるぐらい忠実で、一切の過不足はありません。訳のわからん原作無視のオリジナルストーリーが入るぐらいなら、忠実な方が良いと思うので、良いと思います。

ただ、原作に忠実なのは良いのですが、原作未読の方が劇場版を観て素直に楽しめるかどうかと言われると……どうなんでしょうね?

うーん…って所

「無限列車編」自体、原作では単行本2冊分、週刊をリアルタイムに追いかけていた側からすれば2〜3ヶ月掛けて読み進めていた内容となっています。数ヶ月掛けて炎柱のキャラクターを観察し、炭治郎たちとは違う圧倒的な強さとTHE・兄貴みたいな快活な性格を少しずつ理解し、上弦と対峙した後は「煉獄さんなら余裕っしょ……え?勝てなくねこれ?柱でも勝てないの?てか煉獄さん死ぬの???」みたいなモヤモヤした感覚を数週間掛けて味わい、そうして最終的な結末を見て自然と感動するものだと思っています。

劇場版においても原作とほぼ同じ展開で進んではいますし、内容そのものを理解している原作既読層からすれば、あの感動をリフレインできるとあって文句は無いと思います……が、ストーリーを知らない人からすれば上記内容を1時間半程度で頭に一気に叩き込まれるわけで、「確かに面白いかもしれないけど、煉獄さんって強いかどうかもようわからんなぁ…炭治郎たちと比較しているわけでもないし……兄貴っぽい感じはあるけど、なんか弁当食ってうまいって言ってるイメージしかねぇや」と、思う人がいてもおかしくないかと思うわけです。なんだったら、「戦闘シーン迫力あって良かった」ぐらいの感想で終わるかもしれんわけです。

結論

もちろん感想は人それぞれですので、同じ作品を観た結果が「最高」でも「つまらん」でも良いとは思いますが、私はこの内容であればTVアニメで1〜2ヶ月程度掛けて観たかったなぁ…と思う次第です。

そして、劇場版では鱗滝さんの過去編とかを作者監修の元やってくれれば言うことはありません。