コロナの陽性率ってどうなってるの?

コロナの陽性率ってどうなってるの?

巷では未だに「コロナ危ない!外出危ない!自粛!自粛!自粛ッ!」ってムードがあるようですが、実際のところどれだけ危ないのか私にはよくわかっておりません。

一方、「陽性者数減ってる!コロナ収束!安全!テレワーク解除!働けオラッ!」って雰囲気も醸し出しており、実際どうなのか余計にわからなくなっております。

と、そんな疑問ばかりを持っていても仕方がないので、インターネットに散らばっている情報を少し漁ってみました。

今の陽性率は妥当なのか

ここからは大都市Tokyoをサンプルにして見てきますが、まずは東京都福祉保健局が掲載している5月8日までのコロナ陽性率に関する資料をご確認ください。

上記資料を見ると、5月8日時点の陽性率は「7.6%」となっており、一見すると低い数値のように思えます。ただ、当該グラフの下部に注釈がありますが「陽性率=陽性判明数の移動平均/(陽性判明数+陰性判明数)の移動平均」とあり、どうも計算に一手間が加わっているような気がします。

では「移動平均」とは何かと考えてみると、その下の注釈に答えがありますが「過去7日間の移動平均値(例:5月7日の陽性率は5月1日〜7日までの実績平均)」とあります。つまり、過去一週間の平均値を基に算出しているわけです。

ということは、今この瞬間陽性者数が爆発的に増加しているとしても、過去一週間の値で平準化されるため、この「陽性率」を100%信じて「コロナ収束!働けッ!出社しろッッ!」と断言するのは早計であると言えますね。

陽性発覚のタイミング

現時点で発表されている陽性率を鵜呑みにするのはちょっと違うかなって感じがするのはなんとなく理解いたしました。では、コロナ陽性と発覚するタイミングはいつなのでしょうか。

普通に考えれば検査結果が出たタイミングだと思いますが、では自分がコロナかもしれないと思う人はどのタイミングで検査を受けるのでしょうか。

次は厚生労働省が掲載しているQ&Aを見てみましょう。「症状がある場合の相談や新型コロナウイルス感染症に対する医療について」に色々と書いてあります。

…書いてありますが、問1〜12まで一通り目を通してはみましたが、具体的なことが書かれていませんね。問1〜3の内容が検査可能なタイミングについて記載されているものと思われますが、まずは相談ベースでそこからワンチャン検査が受けられるかも…という感じでしょうか。

まぁ、同ページの問6を見ると、検査結果に確実性があるわけでは無さそうですが。

一方で、PCR検査は、偽陰性の可能性もあるため、陰性だからといって安心できるものではなく、感染不安の解消に資するものではありません。検査は、医師の判断のもとで、必要な医療を提供し、重症化を防ぐことが主たる目的となります。

仮にそうだとすると検査自体にあまり意味は無いのでは…むしろ、陽性疑惑の強い者が集まることになるぶん、集団感染のリスクを増やすだけ、か?

自覚症状が出るまでの期間

検査が微妙にアテにならないかもしれないことがなんとなくわかりました。

そうなるとある程度は自分で自分を守る必要があるわけですが、仮にコロナに感染したとして症状はどの程度経ってから現れるのでしょうか。まさか感染して数時間後に高熱が出て即時適切な処置をしなければ翌日には死ぬ!なんてことは早々無いかと思っています。

では、感染してから自覚症状が出るまでの期間、通称「潜伏期間」について詳しい国立保健医療科学院の掲載内容を見てみましょう(とは言え2月16日時点版とか書いてあってえらく古いのがアレですが…)

当該ページの問5に記載がありますが、潜伏期間は1-12.5日(多くは5-6日)だそうです。なるほど、感染していたとしても最大で12.5日は症状が出ないことがあるということですね。これじゃ仮に自分が感染していたとしても気が付かないですね。

自覚症状が無くても他人に移るのか

要はこれが一番大事な部分だと思いますが、自覚症状がない人(=元気に外出出来る人)が無意識的にコロナをバラ撒くことがあるのかどうかという所です。

国立保健医療科学院の問6には以下のような記載があります。

無症状病原体保持者からの感染を示唆する報告(https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc2001468)もみられますが、現状では、まだ確実なことはわかっていません。通常、肺炎などを起こすウイルス感染症の場合、症状が最も強く表れる時期に、他者へウイルスをうつす可能性も最も高くなると言われています。
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/about/transmission.html

これを見てもつまりどういう事だよ?という感じですが、「無症状病原体保持者」から感染する可能性がゼロでは無いと考えることができそうです。では、「無症状病原体保持者」とは何なのでしょうかという点について、再び厚生労働省のページを見てみましょう。そこにはこう書かれています。

無症状病原体保有者とは、症状はないが、PCR 検査が陽性だったもの

「潜伏期間」と同じであると考えていいのか否か微妙なラインですが、要は自覚症状が無いけど感染している人と捉えることができそうです。

ここで、国立保健医療科学院の掲載内容が真実だとすると、「自覚症状が無くても他人に移す可能性はある」ということになりそうです。

今、積極的に外出をして感染するリスクはあるか

ここまで調べてみた内容をまとめると、陽性率がリアルタイムの値ではなく、感染しても無自覚である場合は他人に移す可能性があり、検査を受けられるかどうかは状況によりけりで、検査結果も100%を保証するものではない……ということになりました。

で、この状態で積極的に外出をして感染するリスクがあるかどうかというと、まぁ、普通にあるでしょうね。自分の身が可愛ければ、不要不急の外出は引き続き控えたほうが懸命かと思いますが、いかがでしょうか。