パクツイの何がいけないのかを考える

所感

「パクツイ」とはTwitterにおいて「他人のツイートをパクる(盗用する)」ことを指しています。

一般的な感性を持つ方であれば「盗用する」という行為を「良くないこと」と認識し避けるものですが、何故かTwitter上では他人のツイートを盗用する行為が漫然とまかり通る不思議な現象が発生しています。

Twitterに限らず匿名SNSの民度が低いことを以前にも所感としてまとめましたが、「パクツイ」と呼ばれるほどに盗用行為が浸透しているとなるとTwitterの民度の低さは頭一つ抜けているのかもしれません。

言いたいことの大半を既に言ってしまいましたがここで終わらすのも味気ないので、パクツイがもたらす問題点などを以下に列挙していきます。

パクツイは著作権の侵害にあたる

Twitter上でユーザが発信しているツイートは、その内容に創作性※1があれば発信者(著作者)の著作物となります。

日本の法律において著作物は著作権法で保護されており、著作者の許可なく無断で利用すると著作権侵害となります。

著作権侵害を犯した者に対して著作者は民事・刑事のいずれにおいてもペナルティを科すことが出来るため、賢い人であればわざわざリスクを背負ってパクツイをすることは無いでしょう。

なお、著作物は国によって多少の違いはあれど国際的に保護されており、少なくともTwitter上における著作物は日本の法律における著作権法とほぼ同様に保護されます。

ちなみに、著作権法において「引用」は目的が正当な範囲※2であれば許可されており、Twitterのシステムにおける「リツイート(RT)」は引用と同等の性質を持ちます。

著作権についてより詳しく知りたい方は、以下のサイトが参考になるかと思われます。

※1:端的に言えば「創作者の個性」が含まれているかどうか
※2:端的に言えば「著作者人格権」を侵害していないかどうか

パクツイを好む者は異常者である可能性が高い

これは決して冗談や悪ふざけで言っているのではなく、割と本気でそう感じています。

パクツイをする理由は大別すると「他所で見た面白いネタを自分で考えた風にしてウケを狙いたい」「面白いネタでユーザを誘き寄せてアフィリエイトに誘導したい」のいずれかです。

前者の「ウケを狙いたい」は「自分はこんなに面白い発言ができるスゲーやつなんだぜ」と周りにアピールしたいことに起因しますが、これは自己顕示欲や承認欲求が高い人に見られる傾向です。

普段の生活においてそれらの欲求が満たされない人ほど陥りがちな傾向ですが、度が過ぎれば実態の無い自己アピールに人生の大半を費やす「承認欲求モンスター」と呼ばれる、精神が破綻した悲しきモンスターと成り果てます。

これはフリー素材(https://twitter.com/mangatimekirara)

後者の「アフィリエイトに誘導したい」は単純に金を稼ぐ手段として他人のツイートを利用しているタイプですが、これはもうシンプルに倫理観が欠如しており個人的にとても嫌いなタイプです(主観)

「人の褌で相撲を取る」の典型例なのですが、こういった手合いがコンテンツ内で蔓延るようになると一般的なユーザの離脱を招き、コンテンツの衰退を早める要因となり得ます。

結論

自己顕示欲を満たすためにパクツイをする人は周りに「僕は承認欲求モンスターです!面白いことを言うので皆もっと僕を認めて!」と言っているようなもので非常に痛々しいので、手遅れになる前に止めたほうが賢明です。

金稼ぎのためにパクツイをする人ははよ訴えられろ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました